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晴天を衝かんとする子どもたち。

麻生区SDGs推進隊。
区内在住の小4~中3までの子どもたちで構成される、子どもたちの目から見た
「この街のSDGsを可視化する活動」です。

なぜこの活動を始めるに至ったかなんですが、遡ること1年前、当時5年生になったばかりの長女が、

「パパ、SDGsにつながる委員会活動ってなんだと思う?」
って質問してきたんですね。

「人に伝えていくこと、一緒に行動する人を増やすには放送委員かなぁ」
という父に対し、
「私ね、環境委員だと思う」

「ん?環境委員って美化活動のイメージしかないけど」

「実際そうなんだけどさ。でもそれだけじゃないじゃん。私、給食のストロー、アレなくてもいいんじゃないかって思ってたの。
もちろん、使う必要がある人もいる。だから全員で一斉にじゃなくて出来る人からやってみませんか?ってさ。
だから副委員長にはなれるだろうから立候補して、先生に提案してやってみたい。1年間貯めたら結構な量じゃない?」

父は思いました。

意識たかっ・・・・・って(笑)

「もし本当に出来たら、うちの小学校だけじゃなくて、区内の小学校全体でやったらもっとわかりやすいよね。

打ち上げられたクジラの体からプラスチックいっぱい出てきたでしょ?
ショックなんだけどさ、あれで何トンとか言われてもよくわかんなくてさ。」

父は思いました。

誰の子だ、と(笑)

そこから彼女は実際に環境委員になって
副委員長に手を上げたものの、いろんな状況が相まって、提案は通りませんでした。
(リベンジなのか今年は委員長になってる)

そして1回目の緊急事態宣言が明けたあたり、私自身はSDGsをより取り組みやすい形で伝えるには、主として事業者に理解して
取り込んでもらうにはと思いながらなかなか進まないでいた中、

同じ神奈川県の鎌倉市で、大学生が小学生と活動する「鎌倉SDGs推進隊」の活動を
していることを見つけたんです。



その時「あっ・・・」って思いまして。


んで、長女に話してみたんです。

「あのさ、鎌倉で子どもたちが自分たちのSDGsを掲げるためのアクションがあるのを
見つけたのね。これのさ、麻生区版やるってのどう?パパやママの世代もこの活動を通してつながれる可能性がある。
何よりもほかの小学校、中学校の人たちとつながるのって塾か習い事がいパン的かもしれないけれど、これならみんなが、麻生区のみんながつながれると思うんだよね。」

「パパそれさ、、、やらない理由ないじゃん。すぐやろうよ。」


「そうだね、、、、でもパパさ、同年代の友達ほとんどいない。(ふふふ・・・)
(昔は悪そうなやつも大体丸くなってくる中年世代)なんならママが友達ってぐらいのレベルだ。どうしよう?(涙)」

「たまに日曜に行ってる希望のシナリオ(市民会議のようなものです)にさ、
同じ年代の人たち居るんじゃないの?声掛けてみたら?

父は思いました(本日三度目)


アナタイイコトユウね。

そこからです。

メンバーを集めるために一人一人お声がけして、9月に市民団体を立ち上げました。

正直な話、団体の立ち上げについて興味を持ってませんでした(笑)
みんなすごいなとは思いつつ。
まさか自分が、、、ってやつです。


多種多彩なメンバー8人で今があり、
その裏には支えてくださっているご家族、子どもたちがいる。本当に頭が上がりません。

5月末に麻生区の市民提案型事業に採択され、6/8~21の間で募集をしているのですが、抽選で20名としていました。


しかもお子さんの顔や動画は広報として使用させてもらうことに許可をいただくことが前提。

こんな世の中で、どこまで応募して下さるのかな・・・

チラシ、そもそも見てくれるんだろうか。

結果1名でした♪とかなったら・・・・・
と怖気づいたおじさんは、毎日ワイン飲んで不安を紛らわしていました(笑)

そしたら・・・


毎日毎日届くんです。参加表明が。
今日現在で23名。
メンバーのSNSでの投稿はしていますが、そこまで皆つながっているわけじゃない。

地域メディアのタウンニュース(紙面では小泉環境大臣の下!)や、ロコっち新百合ヶ丘にも取り上げていただいているのも奏功していると思います。

でも何より、このチラシ見てくれている。
カバンの中にくしゃくしゃになってあとで発見されるパターンじゃないやつや(笑)
(↑そういう子ども時代だったし、特に男子は今でも変わらないと思う)

何より、子どもたちから寄せられる熱い
メッセージに胸を打たれてしまって。

「自分にできることは何でもやりたい」
(小5)

「麻生区のみんなを笑顔にするためにSDGs達成にむけて頑張ります。」
(小4)

「川崎市のごみは政令指定都市の中で少ない都市2位と教わりました。(知らんかった・・・)私もどんなことができるのか学びたいです。」
(小4)

「環境問題やジェンダー平等に興味があります。クリーンエネルギーやまちづくりについて自分で学びました」
(小4)

「小学校で環境委員であったこともあり、環境問題に興味があるので、ぜひ麻生区のために活動してみたいです!」
(中1)などなどなどなど。

なんという・・・・・

私が小4の頃なんて、コンパスを使って机を貫通させるために必死に掘り続けて怒られたり、稲刈りの終わった畑でロケット花火をやったらどうなるかとかで怒られたり。(いい子はやっちゃダメ)
全部の指に鼻くそを載せて「俺は神だ」なんて言ってた頃ですよ。
中1なんて、ガラスは割ってないけど、なんか殴られたり殴ったり、怒られたり怒られたりしかしてない子ども時代でしたよ。


それがなんでい(笑)
注)江戸っ子ではありません


グレタさんのように若い人たちが挙げる声は、大人の観点と何が違うのか。
この手の質問結構受けるんですね。

その時に、例え話として、
大人=WindowsかMacか
子どもたち=未知のOSを積んだ何か

ぐらいスペックも捉え方も違う。

最適解の求め方も、アクセスも大人の固い頭では出ないことが
ポンポン出てくるのはそれが理由です。

ってーーーーーーーー説明していた自分が
一番驚きました(笑)

活動開始はSDGsの日とされる7月17日から。


抽選としたものの、これだけ熱いメッセージが来ると、考えようだなというのが今の悩みであり、同時に不安はぜいたくな悩みに代わりました。

まもなく走りだします!
大人からではなく、子どもたちから。

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ライター紹介 ライター一覧

今井 雄也

今井 雄也

SDGsアクセラレーター。ビジネスと地域の暮らしを活性化させる「グローカルアクト」主宰。2030SDGsゲーム公認ファシリテーター。妻と3姉妹の父&現役アフォ男子。子どもからSDGsおじさんと呼ばれる

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